【公募推薦とは?】一般入試よりもはるかに優位な公募推薦の仕組み

大学入試

公募推薦とは、所属している高校の学校長の推薦を受けることが受験資格になる推薦入試です。

指定校推薦と類似していますが、指定校入試は学校長の推薦できる人数が決まっていて合格率はほぼ100%です。一方、公募推薦とは、学校長の推薦を受けることができる受験生の数は決まっていないため、募集人数以上の応募があります

そのため、公募推薦では他の受験生と戦える書類や面接、小論文の能力が必要となります。

この記事は「絶対に公募推薦で合格を勝ち取りたい!」と強い気持ちを持つ受験生に向けた、ぱぴ子流最短距離の合格法を伝授します。

ぱぴ子
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子供をGMARCHの公募推薦に合格させた、ぱぴ子が伝授します!

この記事では、こんな疑問にお答えします。

・そもそも公募推薦とは?具体的な公募推薦例は?
・公募推薦に私も挑戦できる?
・公募推薦に合格する人はどんな人?

公募推薦とは「大学でも活躍する見込みのある学生」を見つけるための入試形態

公募推薦の目的は、1回の入試だけでは測れない「高校3年間の学習成績、課外活動、社会活動など」において優秀、かつ個性的な学生を見つけ出すことです。

この大学に入学した後も、コツコツと学び、積極的な活動を行うことが期待できる学生に合格を出します。

その為には、高校3年間の成績や活動記録、学校長の推薦内容が必要です。

皆さんは、大学のパンフレットや説明会で「求める学生像(アドミッションポリシー)」を目にしたことはあるでしょうか?これは、大学のその学部に入る学生に対して、入学前に持っていてほしい能力を表したものです。

公募推薦では、このアドミッションポリシーを十分に満たし、大学でも意欲的に学ぶ見込みがある学生が合格を勝ち取る入試です。

例として、上智大学経済学部のアドミッションポリシーを見てみましょう。

【上智大学経済学部 アドミッション・ポリシー】上智大学公式HPより

本学科は企業の経営活動に関する高度な専門知識を体系的に学習すると同時に、グローバルな社会との関わりの中で経営活動を理解し、経営に関する合理的な意思決定により社会に貢献できる人材の育成を目指しています。

  1. 多様な現実社会の問題に対し関心を持ち、主体的に関わりあう意欲を持つ学生を求めています。
  2. 多面的な視点から社会現象を論理的に分析して理解するために必要とされる日本語および外国語の能力、歴史などの社会科の素養、論理的能力に秀でた高い意欲を持つ学生を求めています。
  3. 将来、営利組織、非営利組織を問わず、国内外の組織やプロジェクトにおいて活躍する意欲のある学生を求めています。

お気づきになられた方もいるかもしれませんが、求められる能力は一般入試で測れるようなものではなく、論理的思考力や言語能力、社会への関心や意欲が求められています

この理由から、公募推薦入試では以下の選考があります。

  • その学部に関することへの関心を表す「志望理由書」
  • 組織やプロジェクトで関わり合う意欲を例示する「自己PR」
  • 論理的思考力を測る「小論文」
  • 日本語、英語のコミュニケーション力を測る「面接」

※大学や学部によって、取り入れる選考は若干異なりま

ぱぴ子
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もちろん学校長から推薦をもらうには、普段の高校での成績も大事!

公募推薦は一般入試よりもはるかに合格しやすい!

一般入試よりも倍率がはるかに低い!上智大学外国語大学はたったの1.75倍!

一般的に、公募推薦入試は一般入試よりも倍率が低い傾向にあります。

例として、上智大学外国語学部英語学科の公募推薦(2022年)の倍率をみてみましょう。

公募推薦出願者 最終合格者 倍率
2022年度128人73人1.75
入試形態:一次選考(調査書、高等学校長の推薦状、自己推薦書、外国語検定試験の試験結果)、二次選考(英語テスト、面接)
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公募推薦を受けた人の半分以上が合格しているね!

それに対して、同じ上智大学外国語学部英語学科の一般入試(TEAPスコア利用型)の倍率をみてみましょう。

一般入試出願者 最終合格者 倍率
2022年度341人81人4.20
入試形態:一般入試(TEAPスコア利用型)
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一般入試の倍率は4.20だから、約4人に1人しか受からないね。

倍率を並べてみると違いは歴然で、公募推薦を使わない手はありません。

出願者 最終合格者 倍率
公募推薦128人73人1.75
一般入試341人81人4.20
2022年度 上智大学外国語学部英語学科入試
ぱぴ子
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今や大学受験は情報戦。賢い受験方法を知るものが受験を制すね!

公募推薦を受けたい!自分が出願できるかチェックする方法

学校長の推薦をもらうには、まず校内推薦の基準をクリアすればOK!

学校長の推薦が必要な公募推薦は、まず学校内で決められている「推薦基準」をクリアする必要があります。

ぱぴ子
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公募推薦は高校の学校長と大学間の信頼関係で成り立っているから、

成績や素行が著しく悪い学生は推薦できないよ

とはいっても、校内の「推薦基準」はそこまで高くないことがほとんどです。例えば、娘の高校では上智大学への公募推薦「推薦基準」は以下の通りです。

  • 全体評定平均3.5以上
  • 英語の評定平均4.0以上

☟評定平均の計算方法は、この記事をチェック☟

ぱぴ子
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意外と自分もクリアできるかも?と気付きますよね!

公募推薦を目指す人は、まず学校内の「推薦基準」を先生に確認して、この基準を達成できるか確認しましょう!

大学の出願資格を再確認

基本的に高校の「推薦基準」が大学の「出願資格」をカバーしているので、「推薦基準」さえクリアしてしまえば問題ありません。

しかし、最終確認として出願資格もチェックしておきましょう。

ここでは、上智大学外国語学部の公募推薦出願資格を挙げます。

【出願資格】次の1~4のすべてを満たす者(※バカロレアは除く)

  1. 2023年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。もしくは、専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であり、その他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了しており、2023年3月31日までに課程修了見込みの者で、上智大学を第一志望とし、出願学科への入学を確約できる者。
  2. 各学科の指定する科目(必履修科目)を履修した者(指定のない学科もあります)。
  3. 各学科の指定する評定平均値を在学全期間を通じて満たす者。
  4. 各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者。

これは、基本的に高校での学びをしっかり終えることと、学科の指定する外国語検定の基準をクリアすればOKです。ご自身の気になる大学の出願資格をチェックするには、大学パンフレットや募集要項で確認しましょう!

☟大学パンフレット取り寄せはこちらから☟

大学、専門学校、スクールの進路情報を提供する「コレカラ進路.JP」

出願の確認が終わったら、出願書類づくり!

出願資格や推薦基準がクリアできそうな場合は、他の受験生を差をつけるために早めに書類作成に移りましょう!

次の記事では、【公募推薦を突破したい!】公募推薦専門 出願書類の作り方をお伝えします!

ぱぴ子
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少しだけ予告すると、公募推薦は評定平均獲得から出願書類作成・面接対策までトータルサポートしてくれる公募推薦のプロに並走してもらうのがおススメ!

下の推薦専門塾は相談無料なので、まずは相談しない手はない!

(公募推薦も相談可能!)

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以上、ぱぴ子でした!

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